まるにいブログ
体験型健康ブログ
歯列矯正

矯正中に歯がしみるし痛い!我慢できないから歯医者さんに行っていろいろ教えてもらった

冷たいものを口にしたときにズキズキしみることはありませんか?冷たい風を吸ったときすら歯が痛いなんてことも。

 

私はマウスピース矯正中に経験したので、今回はそのときの体験談をお伝えしていきます。

歯に違和感を感じた経緯

マウスピース矯正を始めてもう少しで一年。57枚目に入ったタイミングで冷たいものを口にすると、口の中がズキーンとしみるようになりました。

どうやら全体的ではなくピンポイントで犬歯の裏側が痛んでいる様子。鏡を使って口の中を見ても虫歯ではなさそうでした。

私は噛み合わせが悪く、そもそも食いしばりもできない状態でしたし、冷たくなければ何も痛みを感じないし…

とにかく、今まで感じたことのなかった痛さで戸惑っていました。

どんなときに歯がしみる?

私が犬歯に痛みを感じたのはこんなときでした。

冷たいものを口に入れたとき

冷たい食べ物はもちろん、水ですらしみます。炭酸を飲んだときなんて歯が飛んでいきそうなくらい1本の歯に集中して痛みの振動が伝わってしんどいのです。

歯磨きやうがいをするときは仕方なくぬるま湯でゆすいでいましたが、歯ブラシを犬歯に当てても痛くありませんでした。

空気を吸ったとき

口に空気が入ったときも歯がしみます。冬だから寒いのもあると思うのですが、室内で口から息を吸った時も痛むのです。

食事を楽しむことができないし、放置して症状が進行して歯が抜けてしまったら…と心配になり、症状がでてから3日後に近所の歯医者さんに行ってみることにしました。

歯の診察①

さっそく医師に診てもらいましたが、虫歯なし・歯周病なし・磨きすぎの症状がまったくなし。

器具で歯茎をツンツンしても、歯のぐらつきチェックもいたって健康。さらにはレントゲンを撮ってもらったのですが、神経の炎症もなし。

でも風をかけたり口をゆすいだらズキーンとしみる症状。

結局はっきりとした原因がわからず、苦いお薬を塗って様子をみることに。

その日の夜は冷たいものを口に入れても大丈夫だったので、久しぶりに安心して食事を楽しむことができました。

歯の診察②

翌日の朝。歯磨きをしようと思ったらまた水で歯がしみて激痛。

薬の効果が切れたのでしょうか?1日も持ちませんでした。笑

このストレスにもはや耐え切れなくなっていたので、また別の歯医者さんに行くことを決意。その日は金曜日だったのですが、会社の近くも近所も予約でいっぱいでした。

絶望的しながらもなんとか近所の歯医者で予約がとれたので、さっそく行ってみることにしました。

初めて行った歯医者さんでしたが、すごく親切で丁寧。最初にじっくりカウンセリングを行ってから治療してくれました。風をかけてしみるか診察してもらうときも優しくしてくれて泣きそうでした。笑

歯医者さんって痛くてこわいイメージがあるけど、医師が素敵だと和らぐのですね…!

そして、そこではレントゲンを撮ることはなかったのですが、ついに原因が判明しました。

歯がしみていた原因

マウスピース矯正中、歯が移動する際に歯茎が下がることがあり、それが原因とのことでした。

私はオープンバイトなので、歯を出す治療を行っており、犬歯も下に引っ張る矯正を行っていたのでそれが当てはまりました。

いわゆる知覚過敏というものでした。

矯正期間はまだまだかかるので、今後も起きる可能性があるのかも…と考えるとちょっと憂鬱ですが、その分歯も一生懸命動いているということ。歯並びを直すために頑張っているのだから途中でやめるわけにはいきません。

マウスピース矯正を始めて後悔!デメリットが多い?途中でやめたくなる理由とはマウスピース矯正を始めてから、思っていたよりもしんどくて後悔している人もいるのではないでしょうか。 私は現時点で約1年くらい経過したのですが、続けて行く中でやっぱり思うことがありますので、今回はその内容を紹介していきたいと思います。...

知覚過敏とは

教えてもらったことを要約すると、

  • 歯の表面は硬いエナメル質で覆われている
  • その中に柔らかい象牙質(ぞうげしつ)がある
  • 象牙質は歯の神経を囲んでいる
  • 象牙質が露出すると冷たいものがしみる

とのこと。

歯の移動によってこの象牙質が露出して、神経に刺激が伝わってしまっていたのです。

歯がしみるときの対処法

お医者さんに進行状況別の処置について伺いました。

力強く磨きすぎない

歯磨きをする際、必要以上に歯に力を入れすぎたり、かたい歯ブラシで磨きすぎると歯の表面が削れてしまいます。

実はそんなに力を入れなくても歯の汚れは取れるらしいので、優しく歯ブラシの角度を変えるなどして磨きましょう。

さらに、歯磨き粉に研磨剤が入っているとより歯の表面が削れてしまう可能性も。歯がしみるときは控えると知覚過敏の進行を抑えられます。

酸味や刺激があるものを控える

レモンやパインなどすっぱいものや、炭酸飲料などの刺激が強いものは歯を溶かす作用があるそうです。

歯がしみるときは食べる回数を減らしたり、長時間口に入れないようにすると痛みを感じる機会も減ります。

知覚過敏のときは我慢して、治ってからご褒美に食べるよう心がけましょう。

ストレス発散をする

なんと心的要因でも痛みを感じやすくなることがあるんだとか。

ということで普段ストレスを溜めている人は思いっきり発散しましょう。

痛みに集中せず他のことに気をそらせば、いつの間にか治った、なんてことがあるかもしれません。

知覚過敏用の歯磨き粉を使う

自宅でできることは、市販で売っている知覚過敏用の歯磨き粉を使えば改善されるそうです。

その完治率は60%にもなるそう。知覚過敏の進行度が初期の場合、半分以上の方が歯医者さんにいかずとも自分で治ているようです。

私は2回目に行った歯医者さんから試供品の知覚過敏用歯磨き粉をもらいました。それがこちら↓

ドラックストアやCMで見かけたことがあったのですが、今まで使ったことがなかった『シュミテクト』。

歯磨きのたびに使うことで、3日後には痛み止めを飲まなくても大丈夫になり、一週間ほどでほとんど冷たいものが染みらなくなりました。

歯磨き粉は磨ければいいと思って100円くらいのものしか使っていなかったのですが、こんなにも変わるとは…。今では手放せない存在になるほど効果てきめんです。

知覚過敏気味の方はぜひ専用の歯磨き粉を使うことをオススメします!

お薬を塗ってもらう

歯医者さんに行った場合は、まず様子見でお薬を塗ってもらいます。

最初に行った歯医者さんでは苦いお薬を、2回目の歯医者さんではフッ素入りの甘いお薬を塗ってもらいました。

この処置を行った場合は30分以上の時間を空けて食事やうがいをしてください、とのこと。

個人的には苦いお薬の方が当日痛みを感じにくかったです。もちろん味は甘い方が好みでした。笑

露出部分を埋める

お薬でも症状が回復しない場合は、象牙質が露出している部分を樹脂をつかった詰め物でコーティングするそうです。歯の色に似せてくれるので、目立ちにくいみたいです。

長時間痛みが引かない場合はこの方法が良いですよね。

でも、強い歯磨きをしたり、食事や食いしばりで負荷をかけたりすると、数ヶ月でコーティングが取れてしまうことがあるみたいなので要注意です。

神経を抜く

上記の治療でもまったく改善されない場合は、究極神経を抜いてしまうそうです。

「ずっと痛いくらいなら神経を抜いた方が早くて良い」と思う方もいるかもしれませんが、抜いた神経は一生戻ってきません。

しかも、神経を抜いてしまうと歯が黒くなったり、もろくなって抜けやすくなるそうです。将来のことを考えても、この治療法にたどり着くまでに改善しておきたいものですね。

かかった費用と明細

今回それぞれ初めての歯医者さんで診察してもらったため初診料がかかりましたが、明細書を見るとこんな感じでした。

診察①
・初診
・レントゲン(X線)
・消毒処置
・療担手当
→負担料1,130円(税込)

診察②
・初診
・歯科外来診療環境体制加算
・薬剤情報提供料
・処方料・調剤料
・処置
・療担手当
→負担料1,250円(税込)

診察②の歯医者さんでは『ボルタレン』という痛み止めももらったので、若干高くなっています。

良いランチ一食分の費用でしょうか。お薬を塗る以上の処置が必要な場合はもっとかかると思われます。

市販の知覚過敏用歯磨き粉だと1,000円以内で買えるものがあるので、できれは自力で治したいものですね。

まとめ

今回は冷たいもので歯がしみるときの対処法についてご紹介しました。

知覚過敏はさまざまな理由によって発生してしまうのですね。

【知覚過敏の可能性】
・冷たいものがしみるし痛い
・それ以外の食事はしみない
・普通のときに歯は痛まない

【対処法】
◯力強く磨きすぎない
◯酸味があるものを控える
◯ストレス発散をする
◯知覚過敏用の歯磨き粉を使う
◯お薬を塗ってもらう
◯露出部分を埋める
◯神経を抜く

自力で治らない場合はめんどくさいしお金もかかってしまいますが、歯は一生ものなのでぜひ時間をとってでもに行っていただきたいです。

その方が美味しく食事ができますし、気に病むこともなくなりますよ!