マウスピース矯正を進めている中で、気がついたらポツポツと歯にフィットしていない部分がでてくることがあります。
今回はそんなときの対処法についてご紹介します。
マウスピースが合わないときの状態
主にこんな症状が出てきます。
痛みを感じる
慣れていない形に合わせようとするときに痛みを感じます。新しいマウスピースに交換するときに感じることも多いです。
元の位置に戻ろうとする歯の力と、固定しようとするマウスピースの力が対立して痛くなってしまうのです。
マウスピースが浮く
おそらく少しずつずれていると思うのですが、だいたい1mmくらいから浮いているのが目でみて分かります。
そのまま止まれば修正せず進めることができるのですが、その後少しずつずれていくと、どんどん歯とマウスピースの間に隙間が空くようになります。
マウスピースがはまらない
隙間が大きく空いてしまうと、しまいには歯にフィットしなくなります。あきらかにアタッチメントに引っかかっていないですし、その歯の部分だけカパッと空いていたり。
ひどいときは装着することすら困難になってしまいます。
合わなくなる原因
歯とマウスピースが合わなくなる原因をあげていきます。
マウスピースの使用時間が短い
マウスピースは1日22時間以上の装着が基本ルールですが、時間を守らなかったり、つけ外しの回数が多いと結果的に使用時間が短くなってしまいます。
歯をしっかりと固定しているためにも、長時間装着していることが大切なのです。
歯がズレやすい形をしている
特に斜めだったり、歯が短かったりとどのような歯の形でも動かすためにアタッチメントをつけますが、それでもマウスピースに引っかかりにくい箇所が出てくることがあります。
私の場合は上下の犬歯がつかみにくかったようで、大きな浮きが出てきてしまいました。
歯の移動本数が多い
一部だけよりも全体矯正をする人の方がより難しくなってきます。
また、マウスピースの枚数が多い人はそれだけ取り外しの時間も多くなるため、どうしても合わない状態が出てきてしまいます。
難しい移動計画
重度の噛み合わせを治療する場合、当初の計画とは異なる動きをする歯が出てくることがあります。
また、アタッチメントをつけない計画で進めると、マウスピースだけの力で動かそうとするため、どうしても移動させるのが難しい箇所も出てきてしまうのです。
合わなくなったときの対処法
ではマウスピースをどのようにフィットさせるか、体験談をもとにお伝えしていきます。
装着時にしっかりはめる
指の腹とチューイングを使い、歯とマウスピースの間に隙間ができないようにはめましょう。
装着時にしっかりはめないことが原因で、今後の歯の動きに影響します。毎日する行動なので、癖をつけるようにしましょう。
交換時期は守る
自己判断で早めてしまうと、必ずどこかの歯の動きが悪くなります。当然ですが医師から告げられた交換周期は守りましょう。
私は交換時期を守らなかった結果、マウスピースが合わなくなりました。笑以下の記事で失敗談を書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
ゴムかけを怠らない
歯の動きをよくするためにゴムかけの指示が出る場合があるのですが、この効果は大きく、するのとしないのでは歯の動きが全然違います。
ゴムは時間が経つにつれて力が弱くなってしまうので、マウスピースをつけるタイミングで都度新しく交換することをオススメします。
また、ゴムは無料でもらうことができます。なくなりそうになったら遠慮せずお願いすると良いです。むしろ褒められたりします。
矯正内容によって使うゴムの種類が異なるので、最初に医師からもらった種類で申請しましょう。
使用時間を伸ばす
交換したてのときはマウスピースがピッタリはまらないこともありますが、何日も続くようでしたら延長して使用することをオススメします。
交換時期を守ることは大切ですが、合っていない状態だと話は別。
交換日になったからといって無理に交換してしまうと、浮いたまま進んでしまい、結果的に計画通りに進まなくなってしまいます。
枚数を追加する
最終手段はこれです。
3Dスキャンで計画を立てますが、どうしても予定とおり進まない歯が出てくることもあるそうです。
そんなときは医師の診察のうえ、今のマウスピースに追加する流れで歯並びを調整していくことになります。
デンタルローンを組んでいれば、保証期間内であれば無料です。早めに判断を仰いでもらいましょう。
まとめ
今回はマウスピースがうまくはまらなくなった時の対処法をお伝えしました。
・装着時はしっかりはめる
・交換時期は守る
・ゴムかけを怠らない
・使用時間を伸ばす
・枚数を追加する
マウスピース矯正のルールは厳守することが大前提ですね。
手間なことが多くて続けるのはたいへんですが、必ず今よりも状態は良くなります。気長に頑張りましょう!