マウスピース矯正は毎日歯にマウスピースを装着することになります。取り外しも可能で便利ですが、汚れや衛生面が気になるところ。
怠ると口内のトラブルになりかねないので、今回はマウスピースのお手入れ方法をご紹介したいと思います!
マウスピースって汚れるの?
毎日歯につけてるので、どんなに気をつけていても汚れてしまいます。
ウッとなる話ですが、マウスピースと歯が直接接触する部分は唾液がたまったり落としきれなかった歯垢がついていたりしています。特に歯垢を発見したときには自分の歯磨きがいかに未熟だったか実感するものです;
また、マウスピース装着中は水しか飲めないので、守っていれば透明のままだろうと思っていても意外と着色しています。歯磨きする前にコーヒーやジュースなどの色がついて飲み物、はたまた唾液や舌に残った食べ物のエキスからうつるのかもしれません。
あとはタバコを吸う人。そのまま喫煙すると煙から着色するそうです。
マウスピースは透明であることが特徴ゆえに、何色にも染まってしまうのですね…。
放っておくとどうなるの?
マウスピースの汚れをそのままにしておくと、虫歯や歯周病の原因、着色の原因になります。深刻な進行状況であれば抜歯する可能性も。
歯は一生ものですし、永久歯が抜けてしまうとその後は差し歯になってしまいます。できればずっと自分の歯でごはんを食べたいですよね。
汚れや着色によって歯のトラブルになりかねないので、日々気をつけてマウスピースを管理する必要があるのです。
お手入れ方法
では日々のお手入れをどのように実施すればよいのでしょうか。
外にいるとき
学校や仕事、用事などで外へ出る機会があるときは、最低限以下の方法でお手入れします。
水洗いする
マウスピースを外したら唾液がついているので、まずは水洗いします。水道水でOKです。
ざっと洗うだけでは汚れが取れないので、指で全体的に優しくこすってあげるとキレイになりますよ。
乾燥させる
濡れたまま保管すると、雑菌が増えやすいです。
水洗いした後はティッシュやタオルで充分に乾燥させてから専用ケースに入れるようにしましょう。
専用ケースで保管
専用ケースは矯正を始める時にマウスピースやチューイングとセットでもらえます。マウスピースつけ外しの際にはこちらへ入れて保管します。
しっかりしているので、ケースに入れておけば変形や破損の心配がありません。
もし紛失した場合は有料になるので、無くさないようにしましょう。
ちなみに私は無くしたため100均で買った小さなポーチに入れて保管してますが、水はけも強度も全然違うことを実感しています。うっかり無くさないように気をつけてください。笑
家にいるとき
外出の用事がないときは、基本的に以下の方法でお手入れします。
歯ブラシで磨く
外出先で歯ブラシを持ち歩いていればいつでもブラッシングができますが、自宅にいるときの方が周りを気にせずじっくり磨けるものですよね。
ブラシの先端で細かい汚れを落とせるのでアウスピースを清潔に保てますが、あまり力強く磨きすぎると傷がついてしまうので、適度な優しさで磨くようにしましょう。
洗浄液につけておく
コップに食器洗い用の中性洗剤や、入れ歯用専用の洗浄液を入れておきます。こちらの方法だと水洗いだけのときよりも、洗いきれなかった汚れやニオイなども一緒に落とすことができます。
ただ、あまり長時間つけているとそれも着色や変形の原因になるので、食事を終えたらすぐにマウスピースを取り出した方が無難です。
他にも超音波洗浄機を使えばより細かな細菌が取れるそうなのですが、価格はピン切りです。
正直なところ、私は中性洗剤を使っていて今のところ大きなトラブルが発生していないので、ここはお金をかけなくても問題なく管理することができるかな、と思います。
中性洗剤を使う際は、コップに手を当てて上下にシャカシャカと振って泡立たせておくのが個人的にはオススメです!
お手入れの注意点
マウスピースを清潔に保つには、管理方法にも気をつけるべき点があります。
お湯や熱湯で洗わない
マウスピースは熱に弱く、お湯や熱湯は変形しやすくなります。
熱いパワーで殺菌効果がありそうですが、常温の水で洗うようにしましょう。
力強く磨かない
歯ブラシで磨くとよりキレイに汚れが取れますが、力強くブラッシングすることで、マウスピースが変形したり傷ついてしまうことがあります。
硬めの歯ブラシを使う場合でも優しく磨いた方が良いです。
研磨剤を使わない
研磨剤入りの歯磨き粉を使う場合もマウスピースに細かい傷が入ってしまい、結果的にその隙間から細菌が繁殖することも。
歯磨き粉を使うときは、研磨剤が入っていないものを使うようにしましょう。
まとめ
今回はマウスピースのお手入れ方法についてご紹介しました。要点としては、
◯水洗いする
◯乾燥させる
◯専用ケースで保管
◯歯ブラシで磨く
◯洗剤につけておく
×お湯や熱湯で洗わない
×力強く磨かない
×研磨剤を使わない
です。
矯正期間中は毎日つけることになりますので、清潔かつ健康を保つためにも、マウスピースはキレイな状態で保管するようにしましょう!