週ごとに交換するマウスピース矯正。
マウスピースは取り外しが可能で便利な分、場合によっては壊れたり無くしてしまうことも。
今回はその時の対処法についてご紹介していきます。
マウスピース矯正とは
透明なマウスピースをはめて歯列を整える矯正方法で、決まった周期で交換をしていき、少しずつ力を加えて歯を動かしていきます。
冒頭にもお伝えしたとおり取り外しが可能なので、食事の際は矯正器具をつけずに食べることができますし、大事なイベントがあるときは外したまま参加できます。
個人的には歯列矯正の中で一番楽な方法だと思っています。おすすめする理由は以下の記事で紹介していますので、合わせて読んでみてください。
壊れる原因
マウスピースは薄いプラスチックで作られていて、意外としっかりしています。週ごとの交換でまず壊れることはないです。
ただ、歯ぎしりをするとマウスピースが割れたり、食いしばりを続けると磨耗したり、形が変わるくらいの力が加えられると、はめることができなく場合があります。
必要以上の負荷をかけないためにも食事のときにマウスピースを外すことになるのですね。
私は矯正初期にマウスピースの端と端を持って「これで歯を動かすなんてすごいなー」とかいってぐりんぐりん動かした結果、変形しました。(絶対マネしないで)
それまでぴったり歯の形に沿っていたのにはまらなくなって、結局夜交換するはずだったマウスピースを早めに交換することになりました。
無くす原因
壊れるどころか紛失してしまうこともあります。
マウスピースは取り外しが可能なため、外出時に急いで外してそのまま置き忘れてしまったり、食事の際にティッシュにくるんでうっかり捨ててしまうことも。
私はこちらも経験しています。笑マウスピース矯正に慣れ始めてからはなくなりましたが、何か他のことを考えているとついやってしまうんですよね;
便利な分、自己責任でマウスピースを管理しないとこのようなケースが発生してしまうので、注意が必要です。
破損・紛失時の対処法
実際に破損してしまった場合は、テープや接着剤などを使って自分で修正することもできますが、これはオススメしません。
口の中に違和感が広がっていい気分ではないですし、下手にくっつけることで以前の形と異なってしまい、矯正プランがずれてしまう可能性があります。
完全に元に戻すのは困難なのです。
自己判断で直そうとすると正しい矯正効果が得られず矯正期間が延長してしまう可能性があるので、破損や紛失時はすぐ医師に相談しましょう。
あまりにもマウスピースの現状回復が難しい場合は作り直しになることがありますが、状態によっては修正してもらえる可能性がありますし、その次に交換予定だったマウスピースを長めにはめるといった対処方法もあります。
新しいマウスピースのはめ方
次のマウスピースをはめることになった場合、今つけていたものよりも歯が動いている前提の形となっており、はめるときは無理に形を合わせようとするため少なからず痛みを感じることになります。
はめた瞬間に歯にグッと力を入れると衝撃的に痛いので、入れる際のコツとしては、
- 前歯からはめる
- 奥歯をはめる
- 順番に押してはめる
という流れで歯に合うように入れていきましょう。
指の腹で押した後、チューイング(筒状のゴム)をゆっくり嚙んではまるようにすると痛みも感じにくいですよ。
何枚目を使っているかわからなくなったとき
マウスピースの交換時期になると、取り外したものと新しく出したもので何枚目を使っているか混乱してしまうときがありますよね。
その場合はマウスピースの凸側をよく見てください。奥歯の部分に小さく番号が書いてありますよ。
上下ともに記載されているので、もし交換時に分からなくなったらこちらをみて判断するようにしましょう。
まとめ
長期にわたり生活の一部となるマウスピース矯正。破損や紛失時は、
・自分で修理しない
・医師に相談する
・新しいマウスピースは前歯→奥歯の順番にはめる
が鉄則です。
マウスピースは大切に扱い、適切な矯正プランを進めてキレイな歯並びを目指しましょう!