みなさんは自分の歯並びを気にしたことがありますか?
コロナ禍でマスク生活が当たり前となった生活。今のうちに「歯並びを直したい!」と考えている方もいるのではないでしょうか。
いろんな矯正方法がある中マウスピース矯正を選んだのですが、とても続けやすいのでオススメしたいと思います!
マウスピース矯正とは
透明なマウスピースを使って歯並びを整える矯正方法です。
呼び方は「インビザライン」、「アライナー矯正」とも言われています。
今まで歯列矯正=ワイヤー矯正のイメージがありましたが、こちらはマウスピースをはめて少しずつ歯を動かしていく矯正になります。
おすすめしたい理由
我慢しなければいけないこともありますが、ワイヤー矯正や裏側矯正よりも魅力的な部分が多いと感じました!
目立ちにくい
ワイヤー矯正の場合、表側の場合はしっかり歯に器具がついていて矯正中だと気づかれやすいですし、裏側だと普段よりも喋りにくいことがあるそうです。
マウスピース矯正はぴったりと歯の形に沿ってはまりますし、透明なので近くで見ないと歯の矯正をしているのか分からないくらい目立ちません。
取り外しができる
任意で取り外しができる点も大きな強み。
ワイヤー矯正や裏側矯正だと食事中も必須で器具をつけているため、食べ物が歯に詰まったり食べづらいことがありますが、マウスピースは食事中は外します。
装着しないで食べられる分、虫歯になりにくいですし、ストレスにもなりません。
食事が楽しい
噛み合わせが悪いとどうしても食べづらかったり、キレイに食べることができなくて周りの目を気にしながら食べるので、食事だけに集中することができません。
噛み合わせが改善されるとしっかりと物を噛み切れるようになるので、食べ方の面でも遠慮なく楽しむことができます。
金属アレルギーの人も安心
ワイヤー矯正だと金属製のブラケットやワイヤーを歯に装着しているのをよく見かけますよね。
マウスピース矯正は固いプラスチックのようなものでできており、金属アレルギーの人も安心して使うことができます。
あと、マウスピース装着中に口の中を傷つけることもないので、口内炎になる心配もありません。
口内炎ができにくい点は食事が楽しくなる理由にも繋がりますよね!
丁寧な歯磨きの習慣が身につく
今までだと歯ブラシだけで歯磨きをしていたのですが、矯正期間中は歯と歯の間に隙間ができやすいので、食べ物を取りきれないことがあります。
歯の隙間が詰まると歯の動きが鈍くなり、歯石になると自力では除去するのが困難になるので、歯間ブラシやデンタルフロスを使った細かな磨き方が必要です。
食事をするたびにしっかりと歯を磨いてからマウスピースをはめるので、自然と歯磨きの習慣が身につき、口内を清潔に保つことができます。
健康になる
こまめな歯磨きを続けると虫歯や歯周病、着色を防ぐことができますし、噛み合わせがよくなってくると偏った食べ方も改善され、顎への負担もなくなるので顎関節症も改善されます。
それに続いて首こりや肩こりも解消されました。歯列矯正おそるべし。
自信がつく
笑顔を見せること、食べづらかった食べ物を食べれること、健康的な自分でいられること。いろんな面で自分に自信が持てるようになります!
治療の流れ
1. 来院・カウンセリング
2. 精密検査
3. 入金・治療計画作成
4. 発注
5. 納品・治療開始
1. 来院・カウンセリング
マウスピース矯正を実施している病院を探して来院します。矯正歯科を選ぶにも悩むと思いますが、定期的に通院することになるので個人的には通いやすいところをお勧めします。
通いづらいと経過観察もしにくく、歯のトラブルがあってもすぐに修正が難しくなってしまい、結果的に治療が伸びてしまう可能性があります…。
来院後、問診票を提出した後カウンセリングをしてもらい、治療の流れを詳しく聞きます。
2. 精密検査
次に精密検査を行います。費用は3千円くらいでした。治療費の主な内容としては、
- レントゲン写真撮影
- 口腔内写真撮影
- 歯周検査
- 口腔内スキャン
で、何やかんや2時間くらいかかりました。
今までは歯型をとる場合は粘土のようなもので型取っていました。私もマウスピース矯正前に一度別の形で経験したことがありますが、ビッシリ歯の周りにくっつけられるので違和感MAX。我慢するのに大変だった記憶があります…;
最近では3Dシミュレーションで歯型を撮影できるので、口を思いっきり引っ張られる以外は苦もなく診てもらえます。笑
専用の機械で骨格や歯並びなどを入念に調べてもらい、計画を立てていくことになります。
3. 入金・治療計画作成
精密検査後、GOサインを出したらいよいよ自分に合った矯正プランが作成されます。
作成中はこちらで特にすることはありません。ひたすら計画のお知らせを待つだけです。
この間に虫歯がある人は治療をしておきましょう。歯の調子が悪いと中断してしまう可能性があります。
さらにアタッチメントをつける人は、歯の黄ばみが気になる場合はホワイトニングに行っておいた方が良いです。歯に着色もしやすく、ホワイトニングができなくなります。
どうしても歯を白くしたい場合は途中でアタッチメントを外してもらえることもありますが、そうなると費用も追加でかかってしまいますので、悩んだらすぐ医師に相談してみましょう。
4. 発注
約1~2ヶ月後に病院から連絡が。計画内容を医師と確認し、合意の上マウスピースを発注してもらいます。
ここからさらに1ヶ月ほどかかるので、ひたすら待つターンが続きます。始めるまでには時間がかかるものですね…。笑
5. 納品・治療開始
待つターンが終わると病院で全期間分のマウスピースがもらえます。私の場合は65枚一週間交換の計画で、5箱(一箱13枚分)入っていました。
病院でマウスピースのはめ方や歯磨きのコツなどを教えてもらい、ついに治療開始です!
最初は歯にはめる際に強制感があって違和感があるのですが、次第に慣れていきますよ。
矯正費用ってどれくらい?
歯医者さんによりますが、私の場合は税込でこれくらいです。
契約:約72万円(+手数料約15万円)
抜歯:約2万円(親知らず4本分)
定期検診:約2~6千円
契約自体の費用
全体の歯列矯正を対象にしたので上記の金額になりました。まー高いですね…。
部分矯正だと片顎で20~40万円、両顎で30~50万円くらいでなので、矯正プランによって費用感は前後するようです。
あと、私はプラスで手数料が15万円ほどかかるので、支払い終えるまでには90万円近くにはなりますね…。
抜歯
歯並びの状況によっては歯を抜かなければなりません。
私は親知らずが斜めに生えていたり埋没していたりと噛み合わせが悪い原因となっていたので、4本すべて抜きました。
2本ずつ抜く選択肢もあったのですが、通うのも面倒だったので同時に抜きに。ものすごい痛むし一週間ほど顔が腫れて大変だったので、一気に抜く人は覚悟を持って挑んでください。笑
本音をいえば生えてきた歯はどれも抜きたくはなかったのですが、親知らずを抜いたことで歯並びを良い方向へ調整できますし、親知らずの少しだけ表面に出ていたり中に埋もれて歯茎が腫れていたときの気になる感覚がなくなったので、今は満足しています。
定期健診
1~2ヶ月ペースで通院することになります。初診料や月初の再診料はかかるとして、その他の主な治療は
- ストリッピング
- 歯茎の治療
- 歯の状態チェック・歯磨き指導
あたりです。
ストリッピング
歯を効率よく動かすために歯と歯の間を削る作業です。1回につき約6千円、私は3回することになったので計1.8万円くらい。これを3~4ヶ月に一回のペースで削りました。
歯周病治療
矯正中は食べかすが残りやすくなるため、そのままにしておくと歯茎に炎症が起こります。
歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)ができやすく、放っておくとどんどん深まってしまうため、悪化する前に治療してもらえるのです。
消毒液の味は歯磨き粉のようなミントの味で、そこまで悪化していなかったためかそんなに染みなかったです。
クリーニング
歯の溝やアタッチメントの周りに汚れがつきやすいので、1〜2ヶ月に一回クリーニングをしてもらえます。
治療中、痛みを感じたり出血したりすることもありますが、それは歯茎が腫れている証拠。普段の歯磨きに気をつける必要があります。
歯磨き指導
歯科衛生士さんに歯の正しい磨き方も指導してもらえます。前歯から奥歯の届きにくいところまで細かく指導してもらえて、力のかけ方や歯ブラシの動かし方などを変えることでキレイに歯を磨くことができることを学びました。
歯医者さんによって治療方法や計画が異なる場合がありますが、このように定期的なメンテナンスも合わせて行うことで、より美しい歯並びに近づけていくのです!
まとめ
歯列矯正にはたくさんの時間と費用がかかりますね;
ただ、噛み合わせが良くなるとごはんをしっかりかめて食事が楽しくなりますし、ためらいなく笑うことができてハッピーでいられるようになります。
◯目立ちにくい
◯取り外しができる
◯食事が楽しい
◯丁寧な歯磨きの癖がつく
◯健康になる
◯自信がつく
これらを踏まえて、未来の自分への投資と考えれば矯正を始めてよかったと思いますし、皆さんにもオススメです。ぜひ検討してみてください!