目立たない矯正をしようと思ってマウスピース矯正を選んだのに、歯の表面にアタッチメントをつけることになりました。
これじゃマウスピースにした意味がない…と思っていたのですが、あるのとないのでは大違いでした。
今回はそのアタッチメントについてご紹介します。
アタッチメントとは
歯の表面につける突起物です。
歯医者さんで詰め物などに使う特殊な樹脂を使っており、歯と同じ色でつけてもらえます。
無味・無臭で舌触りも歯と同じようにツルツル。痛くないです。
メリットや効果
ではアタッチメントをつけることでどのような効果があるのでしょうか。
マウスピースが外れにくくなる
アタッチメントは歯とマウスピースとのフックのような役割も果たすため、口の中で外れにくいです。
マウスピース自体がアタッチメントの凹凸を考えて作られているので、はめるときはピッタリハマるようにマウスピースを装着します。
マウスピースは人がいる前でなかなかとり外しするのは勇気がいるので、外れにくくなって助かります。
治療計画が順調かチェックできる
マウスピースと今の歯がピッタリ合っていれば計画とおりに歯の移動が進んでいますが、ずれが発生したり、浮いてしまった場合はそうではないということに気づけます。
私は計画とおり進まなくなった歯があって、その部分だけマウスピースとアタッチメントの凹凸が全然合わず、ピッタリはめることができなくなってしまいました。
思ってたより目立たない
意外と近くでよーく見ないとアタッチメントをつけているか分かりにくいです。周りに自己申告するまでは「全然目立たなくて分からなかった」といわれました。
もちろん自分自身だと気になってしまいますが、今はソーシャルディスタンスの時代。
近くで話す機会も減りましたし、マスク装着の効果もあって思っていたより気にしなくて大丈夫です。
難しい歯の移動ができる
私がそうなのですが、見た目の歯並びだけじゃなく噛み合わせも悪いタイプだと矯正が難しいです。
でもアタッチメントがあれば細かな調整ができ、歯の移動が可能になります。
細かく歯の動きを調整しながら移動することができるので、より精密な歯並びを得ることができるです。
デメリットやトラブル
ではアタッチメントをつけることでデメリットやトラブルはあるのでしょうか。
取れてしまうことがある
アタッチメントは食事や力強い歯磨きで取れてしまう場合があります。
偏った食べ方をすると余計負荷がかかってしまうので、要注意です。
アタッチメント周りが汚れる
アタッチメントの周りが黄ばんだり、小さな食べかすが詰まってしまいます。
ただでさえアタッチメントをつけているだけで気になるのに、汚れるなんて嫌ですよね;
凹凸があるので、溝部分の細かなところを歯ブラシでは取りきれないことがあるのです。
ホワイトニングができない
アタッチメントで隠れた歯の部分だけホワイトニングの薬が浸透しづらく、まだらになってしまう可能性があります。せっかく白くしても一部だけ色が違うのは気になってしまいますよね。
こういうときにアタッチメントなしでホームホワイトニングができる人は羨ましいです。ホワイトニング用にマウスピースをあらためて作る必要もないのですし。
トラブルへの対処法
ではトラブルに対してどのように対応すればよいのでしょうか。
つけ直してもらう
アタッチメントが取れると焦ってしまいますが、またつけてもらえば大丈夫。
つけてもらうまでは次のマウスピースへの交換は控えておきましょう。
ここで無理に交換すると、歯の動きが悪くなってマウスピースが合わなくなる原因になってしまうので要注意です。
歯間ブラシやフロスで汚れをとる
歯ブラシだけではアタッチメント周りの汚れが取りきれないことがあります。
その場合は歯間ブラシやフロスを使って歯とアタッチメントの間をかき出すように磨くと汚れが取れるのです。
あとは矯正中の定期診察でクリーニングをしてもらえるので、そのときキレイにしてもらいましょう。
大事なイベントがあるときは外してもらう
結婚式や人前に出るイベントなど、どうしても見た目が気になるときがありますよね。
そのときは歯医者さんで相談してみましょう。理解のある医師ですと一時的にアタッチメントを外してもらえることがあります。
ただしその場合は矯正期間が伸びてしまうことや、アタッチメントのつけ外し代がかかってしまう点は留意しておきましょう。
まとめ
今回はマウスピース矯正中につけるアタッチメントについてご紹介しました。
【メリットや効果】
マウスピースが外れにくくなる
治療計画が順調かチェックできる
思ってたより目立たない
難しい歯の移動ができる
【トラブルへの対処法】
アタッチメントが取れたらつけ直してもらう
汚れは歯間ブラシやフロスを使ってとる
大事なイベントがあるときは外してもらえるか相談する
マスク生活も日常化しましたし、思ってたより目立ちにくいので、早くマウスピース矯正を終わらせたい人はアタッチメントを受け入れて一緒に頑張りましょう!