私は長いこと噛み合わせが悪く、偏った食べ方をしていた結果顎関節症になりかけたり、前歯が斜めに生えていて笑顔を見せるのが恥ずかしい、といったコンプレックスを抱えていました。
矯正するにはお金がかかるし、長期治療になるし、見た目も気になるし…このままでいいやと諦めていました。
でも悩んだ末、矯正を始めて良かったと思えています。
もし同じ悩みを抱えている人がいれば、矯正することで必ず今よりもハッピーになりますので、私の体験談がぜひ参考になればと思い執筆します!
歯に関する悩み
私はこんな悩みを抱えていました。
・噛み合わせが悪い
・食べ物を噛み切れない
・奥歯の生え方が悪い
・歯並びが悪い
・笑顔に自信がない
噛み合わせが悪い
右の奥歯1組しか噛み合っていませんでした。(さすがに奥歯は全部噛み合ってると思っていたのでビックリ)
食べ物を噛み切れず無意識に偏った食べ方をしていたため、バランスが悪くなって顎がカクカクなるように。痛みを伴うことがありましたし、常に外れそうでこわかったです。
食べ物を噛み切れない
「オープンバイト」(前歯が噛み合わない状態)なので食べ物を噛み切ることができませんでした。
特に困ったのが大好物のハンバーガー、厚いお肉、麺類。
- ハンバーガー→レタスがそのままツルンと取れてバランスよく具材を食べられない
- 厚いお肉→カットしないと食べ進めることができない
- 麺類→舌も使ってなんとか咀嚼
といった感じでした。
正直これが当たり前のことだと思っていたので、普通は歯で嚙み切れると知ったときに衝撃を受けました。笑
奥歯の生え方が悪い
奥歯が埋まっていたり斜めに生えていたり、正常に生えていませんでした。
埋まっている部分はよく歯茎が腫れることがありましたし、全体の歯が押されて噛み合わせが悪くなっていたようです。
せっかく生えてきた歯ですし、そのとき抜くという選択肢はありませんでした。
歯並びが悪い
私の歯は上前歯の片方が傾いているのですが、それ以外の歯並び自体はそんなに悪くないと思っていました。
でも一度粘土で歯型を取る診察をしてもらったときに意外とガタガタで、親知らずのせいで前側に向かって斜めに詰まっているようでした。
同時に、歯の中心が合っていない正中不一致(せいちゅうふいっち)だったこともわかりました。前歯の中心の縦線がずれている状態で、想像以上にバランスが悪かったです。
笑顔に自信がない
上前歯が傾いていたのが気になって、笑うときは口元に手を添えて歯を隠すように笑っていました。
写真を撮るときも正面だったらわかりにくいものの、横からみると完全に出っ歯のようになっていたので「恥ずかしい」としか思えず、堂々と笑顔を見せる自信がありませんでした。
矯正をためらった理由
大きな理由としては以下が挙げられます。
・矯正費用が高い
・長期戦になる
・表側矯正は見た目が気になる
・裏側矯正は一番費用がかかる
・矯正だけでは噛み合わせが治らない
矯正費用が高い
最初に矯正を考えた時は小学生。聞いただけで大きな金額と感じましたが、実際に自分が払うとなると非常に大きな負担です。
社会人になってから再検討したときにネットで矯正費用を眺めていましたが、やっぱり高額。自分のお給料と見比べつつ、行動にうつすまで費用面で相当悩みました。
長期戦になる
一度スタートしたらよほどの理由がない限りやめることができないのがネックなところ。
旅行や友人の結婚式など大事なイベント時に矯正中の歯で笑うのは気が引けるので、なかなかタイミングをつかめずにいました。
表側矯正は見た目が気になる
ワイヤー矯正では裏側よりも安く、早く歯並びをきれいにできる方法としてメジャーですよね。
個人的には口を開けた時に「矯正してる感」が出るのが気になるので、あまり気乗りしない方法でした。
裏側矯正は一番費用がかかる
見た目の影響としてはもっとも矯正してる感がわかりにくいので、実は一番いいなと思っていた矯正方法です。
でも裏側矯正は矯正方法の中で最も高額で、場合によっては100万円以上かかることも。さすがに手が出ませんでした。
ちなみに会話するときもワイヤーに舌がつっかえて話しづらいみたいです。矯正にはそれぞれメリットとデメリットがありますね;
矯正だけでは噛み合わせが治らない
そしてこれが決定打なのですが、思いっきり噛んでも上顎と下顎に大きな隙間ができており、そもそも矯正だけでは高さの調整はできないので顎の骨を切る手術も必要だと言われていました。
当時小学生だったのでこれまた衝撃。顔に一生傷が残るかもしれないし、体の一部がなくなるのが嫌だったので、いったん保留にしました。
そして社会人になってからまたも歯並びが気になってしまい、複数の歯医者さんに診てもらいました。…が。
- 「あなたの歯並びは直せない」
- 「うちでは難しい」
- 「手術が必要」
とやっぱり解決せず。
診察代や精密検査代だけがかさみ、奇跡的に矯正できるところを見つけたとしても高額になるだろうし…もう自分の歯を受け入れるしかない、とあきらめるようになりました。
矯正を始めるまで
きっかけがいくつかありました。
・人に会う機会が減った
・マウスピース矯正の存在を知った
・手術なしで噛み合わせが治ると言われた
・分割払いができる
・コロナ禍の時期と重なった
人に会う機会が減った
友達が地方への引っ越しラッシュがあって、仕事以外で人に会う機会が減ったことが大きなきっかけです。それまで毎週遊んだりイベントに参加したり、アクティブに行動していたのですっかり暇になりました。笑
特にやることもなくなってしまって、再び自分の悩んでいる歯にフォーカスを当てるように。これを機に「笑顔に自信をつけたい」と思い、再び歯列矯正を行なっている歯医者さんを探すことにしました。
マウスピース矯正の存在を知った
歯の矯正はワイヤータイプだけだと思っていたのですが、ネットで調べたら近年はマウスピース矯正という方法があることを知りました。
透明なマウスピースをはめるため、見た目を気にせず矯正を進められるとのこと。比較的通いやすい場所にある歯医者さんに行ってみることにしました。
手術をしなくても噛み合わせが治ると言われた
診察と精密検査を行なった結果、なんと手術をしなくても矯正だけで治るとのこと!!ようやく…ようやく出会えたという気持ち;;しかも矯正が目立たないマウスピース矯正でできるなんて…ほぼ即決レベルです。
私のプランは
- 親知らずを抜く
- アタッチメントとゴムかけで動かす
- 奥歯を埋めて高さを低くする
- 前に押されていた歯を後ろへ移動
- 前部にスペースを作りまっすぐにする
といった流れで治療することになりました。
アタッチメントは歯の表面につける突起物のことで、歯を動かす力を加えるそうです。マウスピースもこの形に合わせて凸凹しています。
本当はアタッチメントなしで矯正を進めたかったのですが、手術に比べたら可愛いもの。
その場でGOサインを出したい気持ちではありますが、高額&長期戦になるため一旦持ち帰って冷静な気持ちで考えることにしました。
分割払いができる
全額税込で70万円ほどかかりましたが、分割払いができました。毎月カードから約1万ちょい引き落としされるプランなので、年数でいうと6年くらいになりますね。
長い期間をかけて返済していくことになりますが、さすがに一括払いは厳しかったので助かりました。
コロナ禍の時期と重なった
ちょうどコロナ禍による緊急事態宣言が出る直前くらいに決断していました。
もう少し遅ければ矯正を始めたくても外出できない状況が続いてどんどん後倒しになっていたので、良いタイミングだったと思います。
また、引き続きマスクをつけることが当たり前になっているので、矯正中の歯を見せる機会もほとんどありません。気づかれないうちに歯列矯正ができるので助かります。
矯正して思うこと
現在絶賛矯正中ですが、コロナ禍に関わらず、「もっとはやくやっていれば良かった」と思っています。
見た目ばかり気にしていましたが、噛み合わせが改善することによって食事が楽しくなりますし、歯並びが良くなることで笑った時のコンプレックスも少しずつ解消されるようになりました。
矯正するのが遅い、なんてことはないのです!
まとめ
歯を大切にすれば、将来入れ歯をすることもなく、ずっと自分の歯でいることができます。
自分の体のことは自分で決めること。それぞれペースがありますので、じっくり向き合ってご検討いただけたらと思いますが、もし同じような悩みを抱えている人は、今は口の中を見せる機会がそんなにないと思うので、私はぜひスタートすることをオススメします。